
寮かホームステイか
留学を決める際に、保護者の方から「寮のある学校がいい」という希望をよく聞きます。
この「ホームステイ vs 寮」というトピックは、代表の勝の娘の留学からの体験をもとに、インタビュー形式でお届けします。
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Q:娘さんの留学のときには、寮を選んだのですか?
勝:娘の学校を決めるとき、まず寮がある学校を前提に探しました。寮のある学校は「Boarding School」と呼び、かなり人気ですよね。
そして、運よくYear9から入れる寮のあるいい学校に出会いました。娘は、Year8のTerm3からスタートしたので、最初の2タームの間はホームステイからスタートし、Year9のTerm1から寮に入り1年間寮で過ごしました。

Q:実際に寮に入れてみて、どうでしたか?
勝:実のところ・・・寮がよかったかと聞かれれば「そうでもない」という結論にいたりました。やはり、子供によって寮が合う子、ホームステイが合う子がいると思います。
娘は、両方を経験しました。最初ホームステイで半年、次に寮で1年、最後の半年またホームステイに切り替えました。
娘曰はく「ホームステイの方が楽しい!」と言っていました。
Q:それは何故なんでしょう?
勝:まず、ニュージーランドの学校の寮は、留学生のためのものではありません。都市部ではなく、地方で農業や牧場などを営んでいる家の子供たちがたくさん寮にやってきます。ですので、寮に入る子たちはそのほとんどがニュージーランド人なんです。そして寮を持っている人気の学校の寮は、現地の子たちですぐに満員!国によっては、留学生のための寮を持っている高校もあると聞きますが、ニュージーランドは違います。
英語がそれほど話せなかった我が娘は、友だち作りに悩み、孤独な日々を過ごしたようです。そしてホームシックにもなりました。
週末に実家に帰っていく現地の子をとてもうらやましくも思ったそうです。日本にはそんなに帰れないですから・・・。
実は、寮に入る前にステイさせてもらったホストファミリーが本当にファミリーで、とても大切にしてもらっていました。英語を教えてもらったり、宿題を手伝ってもらったり、いろんなところに連れて行ってもらって・・・そのギャップも大きかったんだと思います。
Q:それでどうしたんですか?
勝:しばらくは大変そうでしたが、やはり少しずつ慣れて、同じ留学生として入寮していたドイツ人の大親友ができて、後半は楽しく過ごしたようです。が、Year9は寮では最年少。3人の相部屋でプライベートなスペースがなかったり、毎晩Prepという勉強の時間が決められていたり、寮のルールがあります。少し窮屈なところもあったみたいです。
寮ではもちろん楽しいこともありました。週末に寮のスタッフさんが企画してくれるイベントやお出かけ、他の学校の寮生(男子校の!)との交流お食事会やダンスパーティなどなど。いい思い出になったようです。
Year9の1年間を寮で過ごして、Year10になるときに、「もう一年寮にいるか、ホームステイに戻るか、どっちがいい?」と聞いたら、迷わず「ホームステイ!」と言い、最後はホームステイで楽しい時間を過ごして帰国しました。

Q:母として振り返って、どちらがいいかと聞かれたらどう答えますか?
勝:上にも書いたように、子どもの性格や年齢にもよると思います。LAUから留学した高校生の男の子は最初から1年間寮で過ごし、もちろん最初は大変だったけれど・・・「寮を選んでよかった!楽しい時間だった!」と感想を行ってくれました。
ですので、我が子の性格、英語力、コミュ力など、いろいろな側面を踏まえて決めるといいと思います!
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ホームステイのメリット&デメリット
さて、ここからは、ホームステイと寮、それぞれのメリットやデメリットについてお話しします。
まずはホームステイから。
ニュージーランドの中高留学は、ホームステイがメインです。どの学校も短期留学、長期留学ともにホームステイでの受け入れとなっています。
メリット
- 現地の一般家庭の生活文化に触れ、体験することができる
- ホストファミリーと話すことでコミュニケーションの力、英語力もUP
- 寮よりも家族としてのきめ細かいサポートがうけられる
- ほとんどの場合個室が与えられるため、比較的自由でプライバシーを保つことができる
- 寮に比べると外出や人との面会含め自由度が高い
デメリット
- 相性がかならずしもいいとは限らず、その質も一定ではない
- 自宅の部屋を提供するため、ホームステイを受け入れる大きな家を持つファミリーは郊外に住んでいることが多く、学校から遠い場合が多い。つまり、通学にスクールバスや公共バスを使い時間をかけて通学する必要がある
- 家庭ごとにルールを決めていることもあり、そのルールや習慣に沿って生活することが求められるため、それが守れないとトラブルになる
寮のメリット&デメリット
寮は原則として長期留学の学生の受け入れがメインとなり、短期留学や体験留学の学生の受け入れは基本行っていません。
学校によっては、Year9以上が入寮可能といった年齢制限を設けている学校もあります。
メリット
- ほぼ学校の敷地内にあるため、通学に時間がかからない。安全。
- 規則がしっかり決まっており、毎日自習時間もあり、学習習慣を含め規則正しい生活を送ることができる
- 生徒の生活管理が徹底されており、面会者や外出なども学年によって適正に制限されているため、大人の目の行き届いた環境がある
- ニュージーランドの子供たちやほかの国からの留学生とも常に日常を共にするので、友だち関係が深まり、生涯続く友だちを得ることも!
- 自立性、協調性が身につく
デメリット
- 学年が低いうちは2人~3人部屋に入り、自分だけの空間・時間、プライバシーが保ちにくいので、子供によってはストレスを抱える場合もある
- 英語が話せないと仲間に入れず、より孤独を感じる場合も・・・やはり多少英語に慣れて会話をできるようになっていないとつらい
- 生活をするうえで、ルームメイトや寮生同士のトラブルもあり得る
- 受け入れのための人数がかぎられるため、希望したら誰でもはいれるわけでなく、あきがないこともある
- 現地の子たちがタームブレイク(学期と学期の間の2週間ほどの休み)と年末の長期休みは寮がしまるので、留学生たちは荷造りをしてその間だけホームステイをする必要がある(Kiwiの子供たちは親元に帰省します)
