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中学・高校留学のメリット・デメリット

留学を検討中の保護者様からの質問で、「中学留学と高校留学、それぞれのメリットとデメリットを知りたい」というものがあります。
これはなかなか見えてこないところで、さまざまな留学エージェントのウェブサイトにも一般的なことしかかかれていません。そして、一般的に「これが正解」ということが言えない難しさもあります。

だからこそ、本当にさまざまな観点からしっかりアドバイスができる留学エージェントの存在が重要になります。特に、中学留学はそのメリットとデメリットをしっかり理解し、高校進学を見据えた留学計画が重要です。

そもそも、中学留学と高校留学では、お子様の成熟度も違えば目的も異なります。お子様の留学のゴールをどこに置くのか、保護者様としてその視点も欠かせません。

それでは、まずは長期留学(1年以上)の中学留学、高校留学のそれぞれのメリットとデメリットをしっかりご説明したいと思います。

中学留学の最大の魅力=メリット

  • 高校・大学と、将来を決定づける進路の選択のときに、英語が話せることでその舞台が「世界」になり、未来の選択肢が大きく広がる
  • 英語が話せることで、その後の進路選択に大きなアドバンテージを得ることができる。英語だけで受験できる学校や、英検などの資格を持っていることによる加点など、高校はもとより大学までも受験に有利
  • 早い段階で多様性に触れることで、意識の変化、成長が加速する
  • バイリンガルのための臨界期は、諸説あるが10歳~15歳と言われていて、中学留学はまさにそのタイミングでの語学習得が可能、発音を含めネイティブに近い英語を身に着けやすい
  • 単身での留学は、自律性をはぐくむ
  • 日本の受験偏重の教育ではなく、「なぜ?」「あなたはどう思う?」などと自らを問う教育を受けることで個としての人格がしっかり確立する。英語というツールを手に入れて自由に操り、多様性の中で個としての意見を持ち、臆せずに世界に出ていく人、つまり「グローバル人材」の要素を早くして手に入れることができる
  • 留学継続が難しくなっても、帰国後の受け皿がある(公立中学校)
  • 留学スタート時に英語力をそれほど問われることはなく、現地の子たちとの心理的壁も低くなじみやすい

NZの現地校での中学留学は定期試験なし!のびのび学べるアクティブラーニングが主流

NZの中学留学の魅力としてもうひとつあげるとすると、もちろんこれ。
「定期試験がない!」ということです。

単元ごとのまとめの小テストのようなものは時々ありますが、日本の中学校のように中間テストや期末テストはなく、その点数で成績が付くこともありません。
NZの学校は、その学生さんがどのように授業で学びに取り組んでいるかというその姿勢であったり、課題を提出させてその理解度をみて成績がつきます。そして、中学生の間は、様々な教科を選択でき、そのほとんどをアクティブラーニング方式で学びます。クラスメイトとペアやグループを組んで、テーマに沿った調べ学習、そして発表もたくさん取り入れられ、主体的な学びが大切にされています。

たくさんの選択科目が提供されており、中学生たちは自分の興味のある科目を選べるのですが、その体験的な学びによって、高校でより専門的に将来の進路のための授業選択ができるようにという準備でもあります。

中学留学のデメリットになりうるいくつかのこと・考えておくべきポイント

中学留学、いいことばっかり!?という疑問も出てくると思います。

短期の場合は特に大きな問題になるようなデメリットはありません!まずは、中学時代に留学を体験することが目的で、学生さんたちは帰国後は以前と変わりなく生活することが前提です。

しかし、長期の中学留学を決めるときには、考えておくべき、デメリットになりうるいくつかのことがあります。

  • 義務教育期間の日本の教育が抜けてしまうこと、特に国語(漢字学習を含む)、数学、日本史などを学ぶ機会がない
  • 心理的にまだ幼いので、両親のもとを離れることに不安があるケースや、感情的に未成熟な部分が多いと留学の継続が難しくなることがある
  • 日本の同年代の友だちとの時間を共有することで育まれる友達関係が変化、帰国後孤独感を味わうことも
  • 中学生という自我の発達が目覚ましく多感な時期を海外で過ごすことにより、留学後日本に帰国してから逆カルチャーショックを起こして日本の環境になじめないことも

このデメリットになりうることは、実際にはとても個人差があります。ですので、全然問題にならないケースもあれば、子供によっては大きな影響を受ける場合もありますが、いずれにしても、両親や学校の理解と適切なサポートがあれば乗り越えられないことではありません!

一番上の日本の義務教育期間の問題についても、一見デメリットに見えますが、現地の学校の義務教育を受けているので、何かが抜け落ちて取り返しがつかないなんてことはありません。子供の成長に欠かせない学びは、現地の教育でしっかり学ぶことができます。

日本独自のもの、例えば漢字や日本史などは、いろんな方法で補うことができます。

それについては、さまざまなケースがあるので、さらに聞きたい!という方はぜひ無料の留学カウンセリングを受けてみてください!代表の勝が我が子を中学留学させた経験からしっかりお話しします。

高校留学の最大の魅力=メリット

高校留学、考えれば考えるほどメリットしかないのではないか、と思えてきます。

中学留学のページではその注意点としてのデメリットもしっかり書きましたが、高校留学になると全然違ってきます。

よく他の留学サイトには、高校留学自体のデメリットとして「お金がかかる」「ホームシックになる」なんてことが書かれていますが、これって高校留学自体のデメリットではないと思います。

さて、それでは圧倒的にメリットが大きい高校留学、まずはその最大の魅力=メリットから考えていきます。

  • より明確な目的を持った留学が可能で、主体的な学びの機会となる
  • 自律&自立のチャンス!大きな成長を遂げることができる
  • 大学受験に有利に使うことができる!長期だと帰国子女受験、短期でも総合型選抜への活用など、大きなアドバンテージになる
  • 高校での留学体験により世界に大きく目が開かれ、未来を変えてしまうほどの経験ができる

高校留学は、自らが決めて自発的に学ぶ機会になることが多いと思います。

中学留学に比べると、自分の意志と学ぶ意欲、そして留学する目的がよりしっかりしています。ですので、得て帰るものも英語だけにとどまらず、子どもたちの未来を変えるほどのものになるケースもたくさん見てきました。

その後の進路に対して本当に大きなアドバンテージになり、大学受験にも活かすことができます。大学受験に活かす、ときくと帰国子女受験を思い浮かべますが、それだけではありません。

短期の留学であっても、自らの進路に活かすための目的をもって留学すれば、総合型選抜入試への道が大きく開かれます。ここ数年でその意識もより高まってきて、留学を受験に活かす視点をもって留学を計画する高校生も増えてきています。

他に、個々の成長という点でもメリットが大きいのも高校留学です。

親元を離れての生活で、学校の勉強や課題も重なり、大変なことも多いですが、そこを超えて大きな成長を遂げるのも高校留学の魅力です。とりわけ、自律と自立、日本にいるとなかなか難しいこのふたつのこと、留学ではもうするしかない。

自分で考え、自力で成し遂げる力、未来のグローバル人材にはかかせないこれらの重要な資質を伸ばし自分のものにできる、それもまた高校留学の大きな可能性です。

さらには、このころに得た友情も一生もの。現地の学生はもとより、ヨーロッパや南米、もちろんアジアからくる留学生たち、将来的に世界で活躍する人材との人脈作りだって可能です。

高校留学のデメリットをあえて言うと、意志を持たないと流されてしまうこと

ひと昔前であれば、高校留学は留学中の単位を認めてもらいなかったために、1年間休学し戻ってくるときは1学年下の学年に落とさなければならず、ハンデになると捉えられていました。

しかし、今は留学中の単位をそのまま認定してくれる学校も多く、帰国後も同じ学年に戻れるためハンデにもならず、しかも大学入試が多様化し英語だけの入試や総合選抜型など留学で身に着けた英語力や経験などがアドバンテージになる時代です。

とはいえ、やはり高校留学でデメリットになりうる注意を要することも当然あります。

  • 長期留学で日本の学校を退学して渡航している場合、留学継続が難しくなったときの受け皿がない
  • 短期でも長期でも、明確な目的を持っていないと流されて、留学を活かした進路が選べないままに
  • 高校留学は中学留学に比べて人数が多いので、現地校でも日本人が複数名(ほとんどが日本人というところも)いて、日本語ばかりで日本の友人にひっぱられて抜け出せない・・・気が付けば話せないまま帰国のリスクがある
  • 行動範囲や交友関係が大きく広がるので、安全に対する認識を持っていないとトラブルに巻き込まれるリスクがある

こうして挙げてみると、高校生の留学は、しっかり目的と意志を持っていくことで、大体のデメリット=リスクを回避できそうに思います。

「何のために留学するのか」「どんな成果を持って帰りたいのか」などなど、しっかり考えて留学生活をスタートさせてほしいと思います!