ThinkNew 新しい発見

ニュージーランドの留学プロモーションを担当する政府機関、エデュケーション・ニュージーランド(ENZ)のキャッチフレーズは” ThinkNew” 新しい発見、です。そのENZが配布しているパンフレットに、ニュージーランドの教育について述べられているとても印象深い一節がありますのでご紹介します。

ニュージーランドへようこそ!ここは自由で新しい発想を育む国です。
ニュージーランドの学校では、創意をもって問題を解決し、情報を吸収・分析した上で応用することに重点が置かれます。それは単なる暗記とは違い、真に理解することだといえます。

ニュージーランドでは、他の生徒と協力しながら共同で学習活動を進めることが多く、自分の頭で柔軟に考えて自由に討議するように指導されます。

こうした教育により、生徒は自信を持ち、自分自身の考えを構築することができるようになるのです。

あなたもニュージーランドに留学して、自由で新しい思考力を身につけませんか?

まさに、これです。
これこそが、ニュージーランドの教育のすばらしさだと、娘を留学させてみて実感しています。
正しい/間違っている、といった正解を求める教育ではなく、「考える力」を身につけることに重点が置かれているのです。そして、それぞれの個性を重んじながら、先生たちは日本のように「減点方式」で評価するのではなく、一人一人のいいところを見て、たくさん褒めてくれ、応援してくれます!そんな中で、子どもは「学ぶことの楽しさ」を見つけていくのです。

ニュージーランドの教育制度

ニュージーランドの教育制度はイギリスの伝統を引き継いでいます。
新学期は1月下旬にスタートし、12月中旬までで1学年が終了します。4学期制をとっており、学期のことを「Term(ターム)」と呼び、各学期後次の学期が始まるまでの間、約2週間のお休み(ターム・ホリデー)があります。

日本でいう「学年」をニュージーランドでは「Year」と呼びます。
小学校(Year1~Year6:Year7・8):子どもたちは5歳の誕生日の翌日から小学校(プライマリー・スクールに通い始めます。学校によってはYear8まで、中学準備校を設けている学校ではYear6まで通います。

中学・高校(Year9~Year13):Year9からはセカンダリー・スクールとなり、ハイスクールまたはカレッジとも呼ばれます。義務教育はこの間、Year11で終了します。義務教育後の進路選択は、「セカンダリー・スクールを継続し、Year12・13に進む」、「専門分野を学ぶために効率の高等専門学校であるポリテクニックに進学する」、「就職する」の3つに分かれます。ほとんどの学生がYear13までセカンダリー・スクールに在学するといわれています。

高校卒業後は、国立の総合大学、工科大学・ポリテクニック、私立の英語学校・専門学校などの高等教育機関への進学など、さまざまな進路の選択肢があります。Year11になるとその後の進路を見据えてNCEA(全国共通学力試験)を受験します。その結果は進路や進学に大きく影響します。※NCEAについての詳しいことは直接お問い合わせください。



留学するタイミング

いつお子さんを留学させるか。
そして、短期・長期、卒業留学・・・など、どのぐらいの期間留学させるか。

いつ、どれぐらい、というのはお子さんの留学後の進路にも大きく影響するため、リスクも含めしっかりと話し合い、検討する必要があります。中学留学、高校留学のそれぞれの詳しいことは、別のページで詳しく説明していますのでそちらをご覧ください。ここでは留学の種類を説明します。

(卒業を目的としない)異文化体験や国際交流を目的とした留学
これには、数週間~数か月の体験留学、1~2年ほどの長期留学、学校から単位認定を受けられる提携校との交換留学などがあります。
夏休みなどの長期の休みを利用して、現地校に体験留学も可能です。

長期留学となると、タイミングがもっと重要になります。中学での留学のメリットは、義務教育機関であることから、帰国後も学校に戻ることができます(私立中学は学校の規定による)。高校での留学は、約1年ほどのプログラムで提携校に留学できるプログラムを持っている学校も増えてきています。が、独自で留学する場合は、帰国後の進路を考えておかなければなりません。

卒業留学(中学または高校を卒業することが目的)
中学で行くのか、高校で行くのかによって、最初に必要な英語力が変わってきます。中学で行く場合は、留学時点での英語力がはそれほど問われません。が、高校で行く場合、学校によってはIELSなどその時点での英語力を示す資格や、スカイプ等で面談をする学校もあります。高校(Year11)になると現地校の生徒たちはNCEA受験が始まる年なので、学習の内容も高度になってくるため、ある程度の英語力がないと授業についていくのが難しいためです。