留学のタイミング:中学留学か、高校留学か

中学留学は早いんじゃないか?

娘を中学生で留学させることに決めたとき、自分自身がこのことに向き合わなければなりませんでした。義務教育の間は何といっても今後日本人として生きていくためには学ぶべきことをたくさん学びます。その最たるものは漢字を含む国語です。そしてもちろん数学・社会・理科も・・・

加えて、まだほんの1213歳の我が子が果たして本当に海外でやっていけるのか・・・母親として相当心配もしました。

中学留学には賛否両論あるのも承知しています。

でも今思うのは、「いつ行くべきか」というのは子供によって違うということです。

大切なポイント

まずは何よりも、本人が行きたいと思うか
子ども自身が感情的に成熟しているか

中学・高校留学においてはこれが基本となります。子供が興味を持って「行きたい!」といった時がタイミングだ!と考えるのもあながち間違っていないと思います。ところが、親が行かせたいから本人が希望しないままに送り込んでしまうと、やはり続かないケースが出てきます。特に中学留学の場合、本人の意思で行く、ということが大切です。ここはしっかり話し合ってください。

それと、感情的に成熟しているというのは、「自分のことは自分で決める/できる」ことです。親がいないと何も決められなかったり、何でも親にやってもらっていて自分で何もできない場合は中学・高校生での留学は厳しいかもしれません。とはいえ、留学をすると決めて、留学までの期間しっかり「自分のことは自分でやる/決める」の練習をしていくこともできますね。これもまた、中学留学の場合は特に大切なところです。

帰国後の進路

さてほかにはもちろん、留学後の進路についても考えなければいけません。

中学は義務教育ですので、帰国後公立中学に戻ることは可能ですが、中学は校長先生の方針が大きく影響するとも言われますので、帰国後の受け入れ、進路をしっかり考え、留学期間を検討しましょう。中学から高校まで、6年間留学というケースも考えられます。その場合は大学進学について時期を見ながら検討する必要があります。
留学中の勉強の遅れについて気にされるご両親もおられると思います。これもしっかりみなさんが納得されたうえで留学を決める必要があります。

高校の場合は、大学への留学を視野に考えます。日本の大学を受験するのか、それとも海外の大学にチャレンジするのか、もよく考えます。学校からの交換留学で言っている場合は、1年後そのままもとの学校に行くことも可能ですが、個人で長期留学する場合は慎重に検討しなければなりません。

(おまけの話)ホームシック

最後にもうひとつ。
ホームシックについてですが、ほとんどのお子さんがホームシックを経験します。中学生でも、高校生でも。

そして、ほどんの子がたくましく乗り越えていきます。親にできることは、受け止めて見守ることです。そこを超えたら・・・「楽しい!帰りたくない!」といううれしい声を聴くことができます。

 我が娘も例外なく・・・ホームシックを経験しました。でも、「自分で決めたことだから」と踏ん張りました。がんばりました。そして今では「学校はニュージーランドの学校の方がぜんぜん楽しい!」と言っています。

 

このように中学留学/高校留学にはいろんな要素がありますので、それについては個別にご相談に乗らせていただき、それぞれのご家庭の方針に沿って留学を実現させていきます。

特に長期の中学留学については、エージェントと現地スタッフの役割が大きくなります。なぜかというと、まだまだ親の手が必要な中学生が一人で海外にわたりそこでの生活になじむためには大人のサポートが必要だからです。中学留学は難しいといわれ、大手エージェントも扱わないところもあります。しっかり学校と連携の取れるエージェントを選んでください。