ジャシンダ・アーダーン首相、一貫した強くもあたたかいリーダー

コロナウィルスが猛威を振るっています。ニュージーランドは3月25日深夜からロックダウンに踏み切り、本気の対策を講じています。

他国の留学生は帰国している子たちも多いと聞きますが、ニュージーランドでは留学生もしっかりケアされ、引き続き滞在しています。(短期留学の場合は、帰国となっています)IT教育先進国と言われるニュージーランド、ブレイクの後はオンライン授業を開始する学校も多いと聞いています。

私は今まで何度かニュージーランド首相のジャシンダ・アーダーン氏について、このブログで紹介してきました。就任以来、ずっと注目しています。ジャシンダさんのリーダーシップや、同時にとても女性らしいしなやかさを兼ね備えていらっしゃること、また何かにつけて「世界初」という枕詞がつく活躍をみせていらっしゃることなど、本当にすばらしいリーダーだと思っています。

今回のCOVID-19の各国の対応をみていて、やはりニュージーランドは他国とは比較にならない世界に誇る対応を見せているのではないでしょうか。そしてこれは、ジャシンダさんのリーダーシップなくしてはなかっただろうと思います。ニュージーランドは毎日政府の記者会見を開き、その模様をLIVE配信していますので、ほぼ毎日視聴しています。そこで語られるジャシンダさんの言葉の暖かく、力強いこと!

いくつか印象に残った言葉をご紹介します。

What we need from you, is support one another. Go home tonight and check in on your neighbours. Start a phone tree with your street, Plan how you’ll keep in touch with one another. We will get through this together, but only if we stick together. Be strong and be kind.
「今みなさんにお願いしたいのは、お互いにサポートしあうということです。今晩家に帰って、隣人たちの様子を聞いてみてください。隣人に電話をして、どうやって互いに連絡を取り合うか考えてみてください。みなさん一緒にこれを乗りきしましょう。ともに乗り切らないと、一人ではできません。強くあってください。そして親切であってください。」

 

Breaking the rules could kill someone close to you and that is why this is so important.
「ルールを破るということは、あなたの大切な誰かを殺してしまうかもしれないということです。だからこそ、ルールを守ることが重要なのです。」

 

I want everyone to take this seriously. It is about you and your family.
「どうぞ真剣に受け止めて下さい。これはあなたとあなたの家族にかかわることなのです。」

 

そして私が本当に素敵だなと思ったのは、ジャシンダさんがロックダウン後、家事を終えお子さんを寝かせた後に、自宅で家着のまま(トレーナー)で自分のFacebookで国民の質問に答えるために動画を配信したときの、あの飾らない素朴な在り方。あんな首相はやはり「世界初」なんじゃないかと思います。

さて最後に、ニュージーランド在住の方がTwitterに載せていらっしゃった記事をよければご覧ください。「この人のすごいところは、NZの首領なのにもかかわらず、彼女自体も国民として仕事しているという意識。」と書いておられます。

コロナウィルス・・・影響が大きく、この4月Term2から留学を予定していた生徒さんは渡航ができなくなり、7月のTerm3からのスタートを予定している生徒さんたちもどうなるのか・・・不安な中準備を進めているところです。一刻も早い収束を願うばかりです。

そのためには、みなさん、Stay Homeです。自分が感染源になるかもしれないことを認識し、自分の愛する人、大切な人を亡くさないように自分にできることをやりましょう!