メーガン妃が選ぶVogue英国版「Forces for Change(変化の力)」15人の中にジャシンダ・アーダーン首相!

37歳で世界最年少の女性首相に就任したときから注目しているNZ首相ジャシンダ・アーダーン氏。そのジャシンダさん、このほど「世界に変化をもたらした女性」としてヴォーグ誌(英国版)9月号の表紙を飾りました。

このヴォーグ誌9月号は題して「Forces for Change(変化の力)」。メーガン妃と同誌の編集長が企画したもので、表紙には「革新的かつ前向きに社会をつくり変えようとしている素晴らしいチェンジメーカー(変化を起こす人)」の女性15人の写真がコラージュされています(時事通信の記事はこちら)。ジャシンダさんのほかにはスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんや世界的に高名な霊長類研究者ジェーン・グドール博士が選ばれています。

★NZヘラルドの記事(英語)はこちらから

 

ジャシンダさんは、特集も組まれており、在任中の出産・育児休暇取得などが選ばれた主な理由だとのこと。

 

この仕事を始めて、NZという国を知れば知るほど「いいなぁ。素晴らしいなぁ」と思っている私。そこにはジャシンダさんの活躍が大きく影響しています。ジャシンダさんの女性らしい、強くてしなやか、思いやりのあるリーダーシップは私に大きな勇気を与えてくれます。私の中ではまさに「女性のリーダーシップ、かくあるべき!!」と心の中で大きな拍手です。クライストチャーチの事件のとき、彼女のリーダーシップのもと、ニュージーランド国民は本当に心をひとつにしたように思います。

 

 

ジャシンダさんは“初めての”という形容詞をたくさん持つ女性首相ですが、今回このヴォーグ誌の特集の写真撮影、“初めて”オンラインで行われたそうです。夜10時のロンドンと、朝11時のオークランドを結んでインターネットのビデオ・リンクで行ったとVogue誌の記事に乗っていました(“Jacinda Ardern Is The First Vogue Cover Star To Be Photographed By Video Link”)。

 

さて、個人的に今私は5月末にジャシンさんが発表した「ウェルビーイング・バジェット(幸福予算)」に注目しています。ジャシンダさんは、「経済的な幸福だけではなく、社会的な幸福にも取り組む必要がある」と述べ、国や国民の幸せを体系的に考え、予算に落とし込んだ、これまた世界初の予算を打ち出した!!そして、一時しのぎの対策などではなく、「思いやり、共感、幸福」という視点のもと、未来を見据えた抜本的な取り組みをしていくと発表しています。これ、すごくないですか!?