学びの宝庫!Kaikorai Valley CollegeのUrban Farmの魅力に迫る!

ダニーデンに、農場経営で注目を浴びる学校があります。

街の中心部からバスで20分ほど、校内にKaikorai Valleyという渓流を有する公立の中高一貫校、Kaikorai Valley Collegeという学校があります。
NZのYear7からYear13まで、日本で言うと小学校5年生から高校3年生まで約500人の生徒が通う学校です。

この学校、そのユニークな取り組みで、ニュースに取り上げられたり・・・注目を集めています。この学校が提供する科目に縛られることのない横断的で、身体を使った学びが、子どもに学ぶことの喜びと意欲をもたらします!
この学校の小さな農場、アーバン・ファームで繰り広げられる、その取り組みをご紹介します。

LAUの学校紹介:Kaikorai Valley Collegeはこちら

学校にUrban Farm(アーバン・ファーム)と名付けられた農場があり、そこでの学びがすごい!

Urban Farmと名付けられたこの農場、授業に使われていることはもとより、なんと学生が運営に関わっているんです。そしてその取り組みから、この学校はNZのEnviroschoolにも認定されています。

2019年に訪問したときに撮影した写真 – 子羊が4匹、養蜂や野菜を育てていました!

さて、この農場で何をやって、どういうふうに使われているか?についてお話ししたいと思います。
このアーバン・ファームでの活動特にフォーカスしているのは下記の学びです。

  • 食糧を育てるための苗床作り
  • 植物の繁殖、在来種・りんご・なしのメンテンナンス
  • 養鶏
  • 養蜂
  • 物理・科学的な側面からの土壌の特性
  • 水質
  • 食物に含まれる糖質
  • 捕食動物のモニタリング
  • 建築プロジェクト
  • 羊などの動物を飼育してそのケアやライフサイクル、遺伝学

学校では、すべての学年でこのファームを通した学びに取り組み、さまざまなプロジェクトが進行しています。
このファームが独自に持っているFacebookでその豊かな活動が紹介されています。

たとえば、収穫したリンゴやはちみつを学校で販売したり、数年がかりの建築プロジェクトで「berry house」を作ったり、面白かったのがYear9の子どもたち(日本の中2)のプロジェクト「Sensory Garden(感覚の庭)」を作ったり。

動物の世話からフェンスづくり、植物の苗床作りから収穫まで、とにかくすべてを学生自身がやっているんです。

この取り組みにより、Kaikorai Valley CollgeはEnviroschoolとして、NZでも有数のサステイナブルな生き方を実践的に学ぶ学校として知られています。そしてそこでは、「若者が学校、近隣地域、国で持続可能な(サステナビリティ)プロジェクトを設計し主導する権限を与えられている、環境活動に基づくプログラム」が提供されています。

まさに生きた学び!科目に縛られない身体を使った横断的な学びがある!

この学校で提供するEnviroschoolsのプログラムは、科目に縛られない、身体を使った横断的な学びだとこのファームの責任者の先生は話します。
この取り組み、本当いおもしろい!

たとえば・・・
学生がこのファームにある構造物をつくるとなると、数学・科学・技術のスキルを学び習得することになります。
音楽のクラスでは、ざわめく木々、自然が奏でる「森の音楽」を聴きます。
また、収穫を迎えた果物や野菜、はちみつを販売するとなると、美術のクラスで農産物のロゴをデザインします。
砂利や泥だらけのファームに道を作ることで、車いすの学生が訪れることができるようになる、そんなことも学びます。

さらに、農場で買っている動物たち、子羊・子牛・馬や鶏の世話を通して、子どもたちはリーダーシップを育み、責任を負うということについて学びます。そしてそれが自分にできるんだということに気づくのです!

たくさんのゲストもこのファームを訪れます。
小学生たち、先生たち、地域の人たち。そこで生まれるつながりも素敵です。

これまでに、この学校を何度か訪問していますが、2019年11月、コロナの数カ月前に訪れたときに、まだスタートして間もないころのファームを留学部門のディレクターのロッドさんが案内してくれて、衝撃を受けたことを覚えています。

そのとき、ロッドさんがおっしゃったこと、とても印象的でした。
「このファームは、とにかくあらゆる学びに使うんだ!Year7からYear13まで、全学年を通して、頭も身体も全部使うトータルな学びがあるんだ!留学生ももちろん、ここで学ぶよ!」

まさに、アクティブラーニング!
魅力的だと思いませんか?

従来の学校での勉強に疑問やストレスを抱える学生にとっても、ここでは学ぶことの楽しさを感じることができる!

さて、実は今回このファームを改めてご紹介しようと思ったのは、久しぶりにメディアに取り上げられたこのファームの活動を見て、その進化に感激したからです。

そこには・・・この農場が、子どもたちの「学び」の在り方を変えているということが取り上げられていました!

学校に意味を感じられない子どもたち、学校で教えられる勉強ストレスを感じる子どもたち、学校の勉強の内容を理解するのが難しい子どもたち・・・

そんな子どもたちが実践的なアクティブラーニングで、さまざまなプロジェクトで横断的で身体を使った学びを与えられ、それが現実の生活にリンクして、さらには環境や地域活動への貢献につながる、つまりその活動に意味を見出すことができることを通した学びができる、ということにとても感銘を受けました。

日本にも、農業高校はあると思いますが、普通の学校で地域とつながった農場経営をトータルな学びに取り入れているところは少ないのでは!?と思います。

その記事、興味をお持ちの方はぜひ読んでみて下ください。
翻訳機能を使ってもらったら(URLの横にある日本語への変換ボタンをポチっとしてください!)、ちょっと変な日本語もありますが、おおよその内容をお読みいただけます。

こんな子どもにぴったり!の学校です

学校のウェブサイトを見るとKaikorai Valleyはこんな学生たちにとっての理想の学校であることをうたっています。

  • 教室を飛び出して学ぶことを楽しむ学生
  • 環境に興味を持っている学生
  • 持続可能な(サステナブル)な生き方のための準備をしたいと思っている学生
  • 地域社会などに貢献する活動に関心のある学生

長かったコロナ禍の入国規制も2022年に入り大幅に緩和され、日本人は7月からニュージーランドへの渡航が可能になります。
長期留学は2023年から本格的に再開となりますが、短期やターム留学は2022年7月から再開です!

このKaikorai Valley Collegeは2週間~の短期留学も可能です。
Year7、日本で言うと小学校5年生からの留学が可能な学校になりますので、短期留学をご検討の方もぜひお問合せください。

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