テクノロジーを使いこなす学生たち – 最先端IT教育

ニュージーランドが世界に誇るその教育。
以前のブログに、ニュージーランドが世界一と評価を受けていることをご紹介しました。
今日はその評価の理由の一つ、最先端を行くIT教育についてお話しします。我が娘、中学1年生でニュージーランドの中学校に留学しました。そのときに、入学時に必要なものとして「iPad」との記載が。

え?iPadって必須アイテムなの?

そうなんです。入学してみてびっくり。なんでも、それはもう本当に何から何までiPadを使うのです。
iPadを使って「ビデオに音響効果を入れてオリジナルの動画を作る」授業があったり、デジタル・ビジュアル・コミュニケーションといってイラストレーターを使ってポスターを作製したり。自分で何かを発表するときには当然パワーポイントを使います。Year10になってからは、プログラミングの授業も受けており、「楽しい~~!」と言っていました。そんなクリエイティブな授業でなくても、当然英語や数学、理科でも使います。高校生になると今度は学校の授業の一環で映画を作ったりもするそうです。

板書は「はい、iPadで写真を撮って記録しておいて」とか先生が言ったり。宿題の配布から提出まで、すべてGoogleドキュメントを使って管理したり。子どもたちはもう本当に「すごい・・・」の一言、テクノロジーを使いこなします。

学生への連絡も、保護者への連絡もすべてデジタル。プリントなど存在しません。。。学校のニュースレターも当然デジタル。保護者もデジタル苦手・・・などとは言ってられません(汗

日本の環境とはまるっきり違います。が、これが時代の流れです。世界はもう小さな子供の時代からテクノロジーに触れ、使えるのは当たり前、それを使って何をCreateするか、の時代です。日本のように、いまだに何でもプリント配布、SNSかインターネットぐらいしか使わない環境ではありません!

とはいえ、デジタルの世界の危険性を見ていないわけではありません。それについての教育を丁寧に行います。ですので、ITリテラシーがとても高いということも付け加えておきます。

ちなみに・・・こんな環境ですので、当然子供たちは携帯を学校に持参することを許されています。そしてなくす、忘れる・・・は日常茶飯事。学校のメーリングリストに「私のiPhoneを見かけたら連絡ちょうだい!」というメッセージがたくさん・・・これはどうなんだろう(笑