トビタテ!留学JAPAN 第7期、704人の高校生が夢を乗せて世界へ!高校留学採用結果から見えること
トビタテ!留学JAPANの採用で、渡航を待つ高校生は704人
先日、第7回のトビタテ!留学JAPANの採用結果が発表されました。現在のスキームとしては最後の募集になること、そしてこのコロナ禍での募集ということで注目していました。
トビタテ!留学JAPAN、私も高校生の留学をおおいに応援している一人として、学生さんたちの留学をサポートしたいと情報発信しています。コロナ禍でなかなか留学が難しい状況下でも、夢をもって世界に飛び立ちたい学生さんがたくさんいること、とってもうれしいです。
さて、今回の結果をみて、興味深かった点、数字から見えてくることをお伝えしたいと思います。
今回の応募総数は1419人、採用数は704人でした。
競争率はおおよそ2倍ですね。
過去最多の応募数と言われた第5回の応募数が2595人(第6期はコロナで中止)、総数としては少ないですが、この状況下でもこの数字。学生さんの「それでも留学したい!」という意欲が見られるように思います。
高校生の今しかできない留学を思いっきり楽しんできてほしいです!
高校生が留学したい地域No.1は?
そして、高校生が留学したい地域として、
- 北米:260人
- 欧州:180人
- オセアニア:125人
以下、アジアや他地域という結果でした。
もともとアメリカは留学先としては人気国、カナダはすでに留学生を受け入れているということで、より現実的に留学が言えている地域としてこれは納得。
そして、あの爆発的な感染から回復を見せているヨーロッパ、人気は衰えませんね。
そして、オセアニア。まだ国境を閉じていて留学生受け入れ再開のめどが立っていないニュージーランドやオーストラリアですが、125人の学生さんが再開を待っています。
うれしいです。この125名が、それぞれの夢を胸に、オセアニア地域への留学が実現できますように・・・!
分野別採用数、倍率はアカデミックロングが最も高い結果に
さて、次に興味深かったのが、分野別の数字。
予想通り、最も競争率が高かったのが、1年間現地校で学ぶ「アカデミック(ロング)」で、応募数199人、採用数18人でした。倍率は約10倍。
そして、最も倍率が低かったのは、「プロフェッショナル(未来テクノロジー人材枠以外)」で、応募数57人に対し採用が41人。次いで「プロフェッショナル(未来テクノロジー人材)」で総数26人に対して16人が採用されています。
以前、エージェント向けのトビタテ説明会で、「テクノロジー人材枠が一番うかりやすいので、ぜひ挑戦してほしいです」と担当の方がおっしゃっていたあの言葉を裏付ける結果となりました。
プログラミングなどテクノロジー分野に興味がある高校生たち、どんどん世界に出て行って、世界の若者たちとこの分野をけん引していってほしい!と思いました。
都道府県別採用者数 – 東日本 vs 西日本
最後になります。
これは単純に私の趣味の世界ですが💦
データとして都道府県別の採用者数が発表されています。
採用者数が多かった順に、
- 東京:69人
- 北海道:44人
- 京都:43人
となりました。
これは当然と言えば当然でトップは東京都。
その次の北海道と我が故郷の京都はちょっと意外でした。
大阪と神奈川は同数4位で41人。
さてここからです。
東軍西軍で、すべての数字を足し合わせて、東日本か西日本か、どちらが多いのかな?と計算してみました。
愛知は東軍でカウントしました。
東軍:339人
西軍:365人
ということで、西軍に軍配が上がりました。
実は、なんでこんなことやってみたかというと、留学エージェント仲間でこの業界がすごく長い友人と話していて、
「基本的に西日本の方が学生・社会人を問わず留学する人が多い!これはなんだか間違いない」とのこと。
そういえば・・・私がロンドンで出会った人も、関西出身者が多かったような。
トップの東京を含めてでもこの結果。
前出のエージェント仲間の言葉は間違っていなかった!
ということで・・・今日はトビタテ!留学JAPANの採用結果から、いろいろ考えてみたことを書きました。
- トビタテ!留学JAPANのホームページ
- 文部科学省が発表した資料はこちらから
- 以前このブログでトビタテ!留学JAPANについて書いた記事はこちら↓