ジャシンダ・アーダーン首相のリーダーシップを賞賛 – Newsweek誌

4月13日付の日本版Newsweekで、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相率いるニュージーランド政府のCOVID-19への対応策を紹介し、英米のメディアがその手腕を絶賛していると報道されています。

評価のポイントは
●入国規制、経済対策など迅速な対応
●指導力の高さ

だとしています。
記事全文はこちらから：https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/post-93115_2.php

ニュージーランドは3月25日深夜にロックダウンに入り、3週目を迎えています。本日の感染者数は18名、予断は許さないものの確実にロックダウンの成果が見えてきました。近日中には警戒レベルを一つ落としてLevel3に下げると発表し、予定通りロックダウンは4月22日までの見通しとなっています。

ここにくるまでに、ジャシンダ・アーダーン首相の果たした役割は本当に大きいように思います。まさに、真のリーダーシップ。毎日開かれる記者会見のLIVE放送をみているのですが、そこで発信される国民からのメッセージには、ジャシンダさんへの感謝とそのリーダーシップを讃える言葉であふれています。記者会見では、力強くシンプルな一貫したメッセージがわかりやすく心のこもった言葉で繰り返されます。そして、以前にこのブログでも紹介したのですが、記者会見とは別に開かれた個人のFacebookでのLIVEビデオでは、自宅で子供を寝かしつけた後にトレーナー姿で国民の質問に答える飾らない、気さくな親しみやすい人柄を感じることができます。まさに、国民から愛され、信頼されている首相だということが感じられます。

そのことをデータで裏付ける面白い調査を見つけました（Colmar Bruntonによる調査）。これを見てください！

今回のCOVID-19に関連する政府の決定事項への信頼度を調べたもので、他のG7の国と比較しています。G7の平均値が59%であるのに対して、ニュージーランド国民の政府への信頼はなんと約90%に及びます。
（それに比べて我が国、日本はG7の中でも最も政府を信頼していないという結果が・・・💦信頼していると答えた人はわずか38%）

また、今回のCOVID-19に関連する政府の対応を認めるかどうかについては、なんと国民の84%が支持しているという結果が出ています。

※この調査の出展：Almost 90% of New Zealanders back Ardern government on Covid-19 – poll | The Spinoff

Newsweekの記事が書いているように、ニュージーランドの対応がいかに自国民に理解され、指示されているかがわかります。そしてそれは世界の評価にもつながっています。

ほかにも、いくつかジャシンダ・アーダーン首相が国民に愛される理由があります。それは、女性のリーダーならではの在り方だと思っています。たとえば、ロックダウン直後にある女性が始めた「Teddy Bear Hunt」を取り上げて、自らも自宅で参加し自身のインスタグラムやFacebookで発信したり、ロックダウンの中で迎えるイースターで思いっきり祝えない子どもたちに向けて「イースターバニーと歯の妖精はEssential Workers（必要不可欠な労働者/ロックダウン中も労働が許可されている職種につく人たちのこと）です。イースターバニーたちもこの状況下で、家庭などで忙しいかもしれません。イースターバニーたちがプレゼントを持ってくることができなくても、今はウサギたちにとってもどこに行くにも少し難しいからそれを理解する必要がありますね」と満面の笑顔で子どもたちに向けてのメッセージを述べました！まさに女性ならではの視点、愛のこもったメッセージ。同じ女性として、母として、こんなリーダーがいてくれることがどれほどに心強く、うれしいことでしょうか！

一貫した強い姿勢と、しなやかで愛情あふれる柔軟な側面を兼ね備えたジャシンダ・アーダーン首相。これからも本当に活躍してくださることと思います！

日本にもこういうリーダーが出てきてくれるといいなと思います！

※4月13日のFacebookライブ。メッセージでは国民からの感謝や賞賛が送られています。とても気さくに、「何か私に聞きたいことがあれば、何でも聞いて！」と呼びかけます。こんな首相、ほかにはいない！！