アーダーン首相、NZで過去100年で最も人気の首相に
日本のメディアでも多数取り上げられたことで、一気にその名を知られることになったニュージーランドの若きリーダー、ジャシンダ・アーダーン首相。(写真はロイター通信記事より)
リード・リサーチ社調査史上最高の首相支持率を記録
国民を500万人のチームと表現したり、子どもたちのために率先して「Teddy Bear Hunt」に参加したり、プライベートな時間に自宅からのFacebookライブで親しみを込めて国民の質問に答える、などなどジャシンダさんのコミュニケーション力は抜きんでていると思います。これ、単に仕事として取り組んでいるだけではできないことだなぁと思ったりしていました。とても気さくで、わかりやすく、キャッチ―なフレーズでレベル4下の原則を繰り返し、「Be strong and be kind.」と結ぶ。このBe strong and be kindは日本でもかなり知られた英語になっているようです。
さて、そんな首相に関する興味深い調査が発表されました(ロイター通信)。
[18日 ロイター] – ニュージーランドのアーダーン首相が、同国の首相としては過去100年で最も人気の高い首相となった。新型コロナウイルス感染への対応策が評価された。
NZの調査会社リード・リサーチ社の調査によると、同社の調査史上最高の首相支持率となる59.5%を記録したそうです。前回の調査から、このコロナウィルスの状況下のすばやい対応が評価されて、なんと20.8ポイントもUPしたんだそうです。過去に歴任した度の首相よりも最もハイスコアだとのこと。英語版ロイター記事はこちらから
でもこれ、すごくわかります。毎日、アーダーン首相の記者会見をLIVEで視聴していて感じたことは、この首相の人間味のある魅力。記者からの質問にも笑顔で、ときにユーモアを交えて対応し、あいまいさがないんです。一言ひとこと明確に、はっきりと、わかりやすい回答がなされます。もちろん、この支持率は、コミュニケーションの取り方を含む、ジャシンダさん率いる政府の対応全般へのもの。ジャシンダさんのリーダーシップに国民が本当に信頼を寄せているのを記者会見のコメント欄を流れるメッセージでもわかります。
NZの国境開放は・・・!?
レベル2に移行して、明日で1週間。NZでは新規感染者数0を更新しています。
LAUから留学中の学生さんたちからの報告によると、みんな楽しく学校をスタートさせているようです。街にも人が戻ってきており、映画館や美術館など公共施設も再開。ある男の子は、久しぶりに散髪に行ったと報告してくれました。
いくつかの学校の留学担当ディレクターからも、「久しぶりに子どもたちが戻った!!うれしい!」と写真を添えてメールをもらっています。久しぶりの学校を思う存分満喫してほしいと思います。「学校めんどい~」と言っていた子も、「やっぱりオンライン授業より、学校が言い!」Lineをくれました。
そうなると・・・今度はいつ留学生の受け入れを再開してくれるのか。つまり・・・いつ国境が開放されるのかということ。
教育省は、観光などを含む全面的な国境開放に先立ち、長期留学の留学生のみ2週間の隔離を経て受け入れをしていくことへの検討を始めたと聞いています。ただ、セカンダリースクール(中高)は単独での宿泊が法律上規制されているので、大学生以上が対象になると思われます。どうなるかな、と思いながらみています。ディレクターの話によると中高生について本格的に受け入れが可能となるのは、2021年の1月以降かも・・・と。先は長い・・・💦
でも!今回のこのパンデミック・・・大変ですが、ニュージーランドという国への注目度は大幅にUP!ジャシンダ・アーダーン首相の世界からの賞賛もあいまって、留学生にとって安全に留学できる国という認識が広まったのではと思っています。留学先としてのニュージーランド、注目です。
★以前にこのブログで書いたジャシンダ・アーダーン首相についての記事もぜひお読みください!
▶ジャシンダ・アーダーン首相のリーダーシップを賞賛 – Newsweek誌 (2020年4月13日付)
▶ジャシンダ・アーダーン首相、一貫した強くもあたたかいリーダー (2020年4月1日付)
▶ メーガン妃が選ぶVogue英国版「Forces for Change(変化の力)」15人の中にジャシンダ・アーダーン首相! (2019年7月31日付)
▶ニュージーランドの首相、37歳のアーダーン首相がかっこいい (2018年6月13日付)